【VEGETARE column #12】

夏に大人気!“スイートコーン”の産地「長野市松代町」

 

 

 

こんにちは!【ベジターレコラム】をお届けします。



今回は、夏になるとベジターレで大人気の“スイートコーン”の産地長野市松代町にある「かいぶつ農園」について。

 

松代町は、真田十万石の城下町としての歴史を誇りながらも、北信五岳や北アルプスなどの山々に囲まれ、千曲川の恵みも受ける、自然豊かな盆地。

 

ベジターレでは3年前から、夏になると、この松代町より、朝採れのミラクルスイートコーンをお届けしています。

このとうもろこしがとにかく大人気で、毎年リピーターのお客様が到着を待ち侘びていたり、「こんなに美味しいとうもろこしを食べるのは、生まれて初めて」と言ってくださるお客様も。

 

おすすめの食べ方は、生!

かぶりつくと、プチッとはじげて、果汁が数メートル先まで飛ぶくらいのジューシーさ。糖度も18.5〜20度くらいあり、メロンやブドウなど、果実並の甘さです。

「プレミアム味来85」という品種で皮も薄いため、口の中に皮が残りません。

 

 

 

この、奇跡のようなおいしさのとうもろこしを栽培しているのは松代町の「かいぶつ農園」さん。

「自分たちが育てる野菜で、怪物みたいに、やんちゃでたくましい子供を育てたい」という思いで、「かいぶつ農園」と名付けたそうです。

農園主である住澤さんは、『リュージュ』という冬の競技で活躍していた元スポーツ選手。世界大会への出場経験もあり、現在でも冬場はオリンピック強化コーチを務めています。

 

 

 

そんな住澤さんは、実家が農家というわけではなく、現役を引退後、新規で就農したそうなのです。

「なぜ野菜作りを始めたのですか?」と聞くと、「地元に恩返しがしたい」とのこと。

元々、信州の出身で、選手時代に地元の皆さんに応援をしてもらったからこそ、今がある。美味しい野菜を育てることで、地元の豊かな資源を活かして、魅力あふれる地域にしていきたい。

そんな住澤さんの素敵な思いにも感動し、それから毎年夏になると、「かいぶつ農園」のスイートコーンをお届けしています。

 

 

 

 

そして、住澤さんの素晴らしいところは、その「試行錯誤」の精度の高さ…!

新期就農で農園を始めたのに、かいぶつ農園の土は、驚くほどふかふかで、しかも、とうもろこしのおいしさも毎年進化しているのです。

 

その秘訣は、スポーツ選手ならではの「試行錯誤」。不調があればミリ単位で調整し、高みを目指して日々努力をし続ける。

その試行錯誤が身体に染み付いていて、それは野菜づくりに関しても一緒です、と教えてくれました。

よりおいしい野菜をつくるために、土づくりから肥料の配合、栽培の仕方など、すべてにおいて実験を繰り返し、トライし続けているのです。

だから、農園にお伺いすると、「あっちのエリアではこれにトライしていて、こっちはこれで…」と、試行錯誤中のあれこれを、たくさん教えてくれます。

 

 

 

松代町の周りは北アルプスの山々。その雪解け水を使って栽培しているので、とにかく水が美味しい!

それに、長野は日中と夜間の寒暖差があるので、そのことも野菜にとって、とても良い環境。

昼間は太陽の光をさんさんと浴び、葉っぱで光合成をして養分をため、夜は涼しいので呼吸を最小限に抑えられるため、甘みを逃がしません。

それに、畑にいると体感できるのですが、夕方になると、北アルプスから吹き下ろす風が北東から流れてきて、とっても気持ちが良いのです。

人間にも心地良いということは、とうもろこしにも心地良いということ。

 

 

 

通常、とうもろこしは1本の苗から3本程度収穫ができるのですが、ベジターレで出荷しているのは、甘みがギュッと詰まった、一番上の「一番とうもろこし」だけ。

 

それに、とうもろこしは、1℃気温が上がると糖度が下がってしまうので、収穫を開始するのは、朝の3:30。つまり、糖度が一番高い状態で収穫をしているのです。

とうもろこしは鮮度が命なので、日が上がる前までに収穫を終え、そのまま出荷しています。

 

住澤さんのこだわりは、とうもろこしの「色」にもあります。ベストなのは、若干薄いクリームイエロー。色が薄いとまだ熟していないし、黄色が強いと固くなってしまいます。

 

 

 

もちろん、私自身も、このとうもろこしに魅了されたうちの一人。アスリートが作る野菜には、妥協がありません。

どんどん進化する、かいぶつ農園のスイートコーン。これからもとっても楽しみです!

 

 

 

※今季のかいぶつ農園の「朝採れ!生でも美味しいミラクルスイートコーン」は販売を終了しています。

 

ーーー

そしてここからは、私のおすすめスポットをご紹介します。

私は今年の7月に松代町を訪れたのですが、いつ行ってもとても気持ちの良い場所!



◆松代城跡

一度は訪れてほしいのはここ。

戦国時代から江戸時代初頭までこの地を支配した武田信玄や上杉景勝などにとって、この城はとても重要な拠点だったそうです。

武田信玄に命じられて築城したとされています。松代にきたら立ち寄りたい見ごたえある史跡です。

 

 

HPはこちらから

 

◆おやきファーム

松代ではありませんが、長野市篠ノ井の長野IC近くにあるおやきファーム。

長野名物おやきの新たな発信拠点として「いろは堂」が2022年に新しくオープンしたカフェ&ショップです。

おやきは具材も皮ももっちもちでとても美味しいのですが、なんと言っても木でできた建築物が素敵なんです。

円弧を描く建物が周囲の山並みと合っていて、広いお庭やテラスは景色も良くとても居心地の良い空間。

お近くにいらした際はぜひ立ち寄っていただきたいです。

 

 

HPはこちらから

 

ーーー

 

次回のコラムもお楽しみに♪

みなさまも、ベジライフを楽しんでくださいね!



ベジターレ HIROYO

 

ーーー

 

 

ベジターレ コラムトップへ