【VEGETARE column #06】
美しい里山農業が息を吹き返す「熊本県山鹿市」
こんにちは!
ベジターレ 主宰・HIROYOがお届けする【ベジターレコラム】です。
ここからは、全国の産地の魅力や、商品に込めたこだわりについてお話ししていきたいと思います。
今回お話しするのは、私が何度も足を運んでいる「熊本県山鹿(やまが)市」について。本当に美しい里山風景の広がる、大好きな場所です。
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山鹿市は、熊本県の北部に位置する山間のまち。
豊かな山々には里山農業の畑が広がり、わずかな平地には田んぼが。とってものどかで美しい風景が広がっています。
ベジターレのジェラートやスムージーアイスバーは、山鹿周辺のお野菜たちと熊本の素材を使い、山鹿の工場で生産しているのです。
私がこの山鹿へ足を運ぶようになったのは、10年以上前のこと。
素敵な心意気をお持ちの<パストラル>という会社の皆さまと出会ったことがきっかけでした。
<パストラル>は、里山のくらしを再生し、新たな里山農業の形を追求している会社です。
こんなにも美しいのにも関わらず、高齢化と後継者不足で廃れかけてしまっている山鹿の里山農業。
アイスの製造販売を超えて、耕作放棄地となった地元の畑を買い取り、自分たちでも、栗や柿、合鴨米などの農作物を育てています。
その「美しい里山を次世代へ残す」という姿勢や考え方に感動して、ぜひご一緒したいと思い、ベジターレのアイス製造をお願いしたのです。
市原社長を中心に、その息子たち三兄弟がUターンで地元へ戻り、それぞれの奥様たちも一丸となって、一家でそのミッションを請け負う形もまた、とっても素晴らしい!
本当にみなさん素敵なご家族なんです!
東京の金融機関で働いていた長男夫婦が経営とアイス製造を担い、農学部を卒業して青果店に勤務していた次男夫婦が農業を担当。
2018年には、元々有名店のパティシエだった三男夫妻が、本格的なフランス洋菓子店「ricca(リッカ)」をオープンしました。
「まさかここにお店が…?」と思うような山奥にぽつんと現れる洋菓子店は、映画の世界のよう。
自分たちで栽培した栗を使ったモンブランがあったり、地元の野菜や果物を使ったジェラートや、器も熊本の作家さんのものを使ったり、今では熊本の情報発信基地のようになっています。
<パストラル>は、そんな姿勢が地域活性化の良いモデルとして評価され、昨年2022年には、農林水産祭・多角化経営部門において最高賞の天皇杯を受賞されました。
これは農業分野で国内最高の栄誉。
一家それぞれの役割分担がうまくできているのも素晴らしい!!仕事の枠を超えて交流している、大好きなご一家です。
ベジターレではジェラートのほかに、<パストラル>が里山で栽培生産している柿を使ったスイーツを新たに開発中ですので、乞うご期待ください!
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ここからは少し、私の「山鹿おすすめスポット」をご紹介しますね。
◆ まずは、山鹿の<卑弥呼醤院>。
ここのお醤油が、これまたすごい…!
ベジターレの「伝統和モダンアイスジェラート」で使用しているお醤油は、こちらのお醤油です。
私はお家の醤油やお味噌はここのものを使っています。
だって、麹づくりへの愛がものすごいんです…!
100年間変わらない昔ながらの石室で、三日三晩寝ずにつくり上げるそう。これは自然のままの温度管理で最高の麹をつくる、まさに職人技。
山鹿にある蔵ではお店あるのでそこで購入もできるし、2階にはその麹を使ったスイーツなどが楽しめる店舗もあります。
サイトはこちらから
◆次のおすすめは「宗 豆腐店」。
お豆腐もお揚げも、とにかくなんでも美味しいお豆腐やさん!
大正時代創業の老舗で、こちらも100年近く守られてきた伝統のお味。
私も大好きで、山鹿に訪れるたびに立ち寄っています。
「伝統和モダンアイスジェラート」の豆乳とおからはこちらのお店のものを使用しています。
おからの食感がたまらない…!やみつきになる和アイスです。
◆ 素敵なスポットでいうと、「八千代座」という芝居小屋。
国指定重要文化財である建物で、歌舞伎などの公演が行われています。古くからあるので、舞台が人力で回るんです!
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◆そして私のイチオシは、「さくら湯」という山鹿の温泉。
仕事柄全国を回り、その土地で温泉に入ることも多いのですが、私は、トロッと、トゥルトゥルな山鹿の泉質がとっても好きなんです。
「さくら湯」は、ものすごいスケールの古い木造建築の温泉。
千と千尋の世界観のような、タイムスリップしたような空間が大好きで、ここにも必ず立ち寄ります。
サイトはこちらから
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たくさんご紹介しましたが、山鹿の魅力は、まだまだご紹介しきれません…(笑)
昔ながらの自然が美しい里山と、豊かな食文化に温泉。
ベジターレ のジェラートやアイスを通じて、山鹿の魅力を発信し、里山農業の発展に少しでも寄与できればと思います。
召し上がる際は、里山の風景に思いを馳せていただけると嬉しいです。
皆さまもぜひ一度、山鹿へ訪れてみてくださいね。
次回のコラムもお楽しみに♪
みなさまも、ベジライフを楽しんでくださいね!
ベジターレ HIROYO
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